水を飲むと痩せるって本当?水のダイエット効果・飲むポイント・タイミングなど紹介
近年は健康意識の高まりにより、ジムに通ったり、ウオーキングをするなど、ダイエットに挑戦している人が多くみられます。
ダイエットに励む人の中には、カロリー計算や運動のほかに「水をよく飲むようにしている」という人もいるようです。
「水を飲むだけでダイエットできるなんて...」と思う人もいるかもしれませんが、
実は水は飲み方によって、非常にダイエットに効果があると言われています。
今回は、ダイエット中痩せるために習慣化したい「水の飲み方」や、水の驚くべき効果について解説していきます。
ダイエット中の人はもちろんのこと、健康や美容に興味のある人にもぜひ読んでください。
水を飲むと痩せるって本当?
一般的に、水を飲むことはダイエットに効果的だと言われています。
また、味や砂糖を添加していない水は0kcalです。
水はいくら飲んでもカロリーはゼロのため、基本的に水は飲んでも太りません。
ダイエット中の味方的存在ですね。
しかし、水そのものに「飲むだけで痩せる」「体重が減る」「脂肪が燃焼される」などのダイエット効果があるわけではありません。
人間の体の約60%は水でできています。
体内の水は、栄養や酵素を血液中に溶かして全身に運び、老廃物や不要な物質を汗や尿として体外に排出する役割を担っています。
この水分循環がスムーズになると新陳代謝が活発になり、以下のようなダイエットに良い効果ができるのです。
水のダイエット効果
【食べ過ぎ防止】
食事の30分前に500mlの水を飲むと胃が膨れるため、ダイエット中でも満腹感が得られやすくなります。
その後の食事では自然と食べれる量が減るので、ダイエットの大敵である食べすぎを防げるのも水のダイエット効果の1つです。
水にはカロリーがないので、食事の前に水を飲んでも太る心配もありません。
よりしっかりと満腹感を得たい場合は、水ではなく炭酸水を飲むのも良いでしょう。
ダイエット中は、水を飲むことを忘れてしまい方が多くいるので、しっかり水分補給を意識するといいでしょう。
【血流が良くなる】
体内の水分が不足すると血液中の水分も不足します。
血液の約80%は水分なので、水分が不足すると血流が滞り、いわゆるドロドロの血液になってしまうのです。
水を飲んで、血液の水分不足が解消されると血流も良くなります。
そして血液にしっかり水分が行き渡ると栄養や酵素をスムーズに運べるようになり、老廃物もしっかりと排出できて代謝がアップします。
私たちは何もせずにじっとしているときでも、生命を維持するためにエネルギーを消費しており、これを基礎代謝と呼びます。
実は24時間で消費するエネルギー量のうち、約60%が基礎代謝によるもの。
ダイエットを成功するためにエネルギー消費量を上げる場合は、いかに基礎代謝を向上させるかが重要です。
水を飲むと体内が冷やされ、冷えた体温をもとに戻すため血行が良くなります。
血行が良くなることで代謝がアップし、エネルギーを消費しやすい状態、ダイエットが成功しやすい状態になるのです。
代謝がアップすると同じ運動量でも効率良く脂肪燃焼やカロリー消費ができるようになるため、ダイエットに効果的です。
【排便がスムーズになる】
水分が足りないと便は硬く、便秘になってしまいます。便秘は血液の巡りを悪くするため、血液がドロドロになる一因です。
ドロドロになって血流が停滞すると、栄養が細胞に吸収されず、脂肪として蓄積されやすくなってしまいます。
また冷えや浮腫みなどを引き起こすこともあります。
便秘解消に効果的なのが、朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲むことです。
朝一番に水をしっかり取ることで便が柔らかくなり、排便がスムーズになって腸内環境が整います。
腸内環境が整うと、必要な栄養素だけを効率良く吸収できるようになり、いつまでも腸内に食べ物がたまっているということがなくなるため、ダイエットしながら痩せやすい体をつくることができます。
便秘の時は、体重も減りにくくなるので、ダイエット中でなくても朝一番に水を飲むのはいいですね。
【浮腫み解消が期待できる】
水を飲みすぎたら浮腫むと思われがちですが、反対に水を飲むことで浮腫み解消が期待できます。
水の役割の1つに老廃物を流すという機能がありますが、この老廃物がたまることで浮腫みが生まれるんですね。
そのため、浮腫まないようにするには水を摂取する必要があります。
また、水分不足になると体は「水分が足りなくなってしまう!大事にしなきゃ!」と水分を体にため込もうとし、よりむくみやすくなります。
適度に水分を摂取することは浮腫み解消に欠かせません。水を飲まないと逆に浮腫んでしまいます。
また、硬水はダイエットに効果的とされています。
ダイエット効果を得られる水の飲み方
水はダイエットを行う際、大量の水を一気に飲むことはおすすしません。
ダイエットに効果的な水の飲み方は、コップ1杯分(約200ml)を6杯分(1.2L以上)分散して飲むということです。
一気に大量の水を飲むことで、お腹を下したり、十分に体内に吸収しきれずそのまま尿となって排出されてしまう・体液のバランスを崩して体調不良を引き起こすなどといったことにつながり逆効果です。
生活の中で水を飲むタイミングを分散させることで、水分の吸収効率を上げることができます。
生活の中で水をこまめに飲むとしたらこのよう場面が挙げられるます。
・朝起きてすぐ
毎日夜寝ている間には、約500mlの汗をかくと言われています。
睡眠中に水分が失われることから、体に水分が足りてない状態です。
また、胃腸などの内臓も眠っている状態です。朝は起床後すぐにコップ1杯のお水を飲んで、
胃腸も目覚めさせてあげましょう。そうすると胃腸も動きやすくなり、朝に排便できるリズムもつけやすくなります。
・就寝前
寝ている間も水分は汗として放出されますので、脱水状態にならないように寝る前にもコップ1杯の水を飲むのがおすすめです。
・食事の前
食事前には、ダイエットのために水分補給に最適なタイミングです。
空腹時にお水を飲むと食事量を抑えることにつながるので、朝・昼・晩の食事前に水分補給をする習慣を身につけるのがオススメです。
毎食前にコップ1杯の水を飲むことで、摂取カロリーを抑えることができます。
・運動の後
スポーツや筋トレなどを行い、たくさん汗をかいた時も水分補給が必要です。
運動中でも、こまめに水分を摂るようにしてください。
スポーツ時によく飲む清涼飲料水やスポーツドリンクは糖分を含んでいてカロリーがあるので、ダイエット中は飲み過ぎに注意が必要です。
・お風呂の前後
入浴時も水分を失いやすいタイミングのひとつです。
43度のお湯に10分ほど入浴すると、約400mlの水分を失うとされています。
水分が足りなくなると代謝が悪くなるので、お風呂に入る前、そして出たタイミングで水分補給をしましょう。
もし湯船に長めに浸かるのであれば、湯船に浸かってる間も水分補給をするのがおすすめです。
・トイレに行った後
お手洗いでは、排尿によって老廃物や体内の水分を排出します。
なので、お手洗いから帰ったらコップ1杯のの水で水分補給を心がけるのがおすすめです。
また、水をしっかり飲むと普段よりお手洗いに行きたくなりますが、お手洗いは我慢しないようにしましょう。
特に起床時、入浴後、就寝前は体の水分が不足しやすいタイミングなので、必ず水分補給するようにしましょう。
1回当たりの摂取量に関しては、人間が1度に摂取できる水分量である約200mlが良いとされており、
1日の摂取量は1.2L以上を目安にするべきだと言われています。
200mlはコップ1杯分に相当するので、タイミングを見て1日コップ6杯は水を飲むようにしましょう。
ダイエット中、水を飲む時の注意点
・冷たすぎる水は飲まない
体温を上げるためのカロリー消費を狙い、冷たすぎる水を飲むことは避けましょう。
人間の体は臓器の熱を奪って体温を下げるという性質があります。
冷たい水にはカロリー消費効果があるからといって、極端に冷たい水ばかり飲み過ぎてしまうと体を必要以上に冷やしてしまうこととなります。
冷えは万病のもとと言われるように、体温を下げる冷たい水は体に良くありません。
なにより代謝を停滞させてしまうため、水を飲んで得られるはずの代謝の活性化も見込めず本来転倒となってしまうでしょう。
・水だけに頼ったダイエットはしない
水を飲むことは一定のダイエット効果はありますが、しっかり体重を落とすにはそれ以外のダイエット方法も実践する必要がありま
す。
摂取カロリーが多すぎる、ボディメイクに必要な栄養素が足りていない場合は食事内容を見直す必要があります。
体重を減らすにはカロリーを消費するほか、見た目体重を減らすためにもボディラインを整えることも必須です。
ある程度、筋肉を鍛えて体を引き締めなければならないため運動しなければなりません。
水だけに頼ったダイエット方法は思うような効果が得られないのはこのためです。
・飲みすぎない
硬水がダイエットに有益であることを理解したからと言って、過剰な摂取は避けるべきです。
硬水にはカルシウムやマグネシウムが多く含まれており、これらのミネラルを摂りすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、カルシウムを過剰に摂ると、尿路結石のリスクが高まることがあります。
ダイエット中に硬水を摂取する際には、適量を守り、バランスの取れた食事と組み合わせることが大切です。
一般的に、成人の日常的な水分摂取量は1日に約2リットルから2.5リットルが推奨されています。
硬水を選ぶ場合、この量に含まれる硬度の高い水を摂取することを心がましょう。
適度な量であれば、ミネラルの過剰摂取を心配する必要はありません。
・中硬水から飲み始める
硬水をダイエットの一環として取り入れる際には、まずは中硬水から飲むことをおすすめします。
硬度が高い水から飲み始めると、カルシウムやマグネシウムの摂取が急激に増え、消化器官に適応するのに時間がかかる場合があります。中硬水は、硬度のバランスが取れた水であり、胃や腸に優しいと言えます。
硬度が高すぎる水を急に摂取すると、胃腸に負担がかかり、消化不良や腹痛の原因となることがあります。
徐々に硬度の高い水に移行し、身体が適応するのを待つことが大切です。
まとめ
いかかでしたか?
人の体はほとんどが水分でできているからこそ、「水」が私たちの体に及ぼす影響はとても大きいものです。
その影響を理解した上で、適切な水分補給の仕方やタイミングを知っておけば、
ダイエットの大きな助けになることは間違いありません。
ライフスタイルによって人の生活は様々ですが、水を飲むことを意識してみるだけで体質改善ができ、ダイエットにつながるというのは嬉しいですね。
健康のため、美容のため、運動習慣や食事の改善などと合わせて、「水を飲む」習慣を始めてみませんか?
皆様が健康的に痩せるためのご参考となりましたら幸いです。